コンテンツ内容と管理人の紹介プラモデルは1936年頃にイギリスで生まれたと言われています。
日本には1955年頃から流入し始め、その数年後には国内メーカーの努力によって日本初のプラモデル製品が登場しました。
そして今や、日本は世界に冠たるプラモデル生産大国に成長しているのは皆さんご存じのとおりです。
……自分の手を動かして、自分なりの工夫を凝らしながら組み立てていく、楽しくて精巧な模型、プラモデル。
非常にノスタルジックな味わいのある趣味ですが、単に懐かしいばかりではなく、今でも老若男女さまざまな人々が“現在進行形”で楽しんでいる奥行きの深い趣味で、この趣味一筋数十年という人も大勢います。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
このブログは、僕 “TAC@BANANAGUYs” が過去数十年に渡って蒐集してきた古典的なプラモデルと、それにまつわるエピソードをご紹介するWeb展示館です。
「クロニクル」と銘打っていますが、キチンと整理されたものではなく、僕が個人的に「これは懐かしい」「これは想い出に残っているなぁ」と感じたものをお気軽に、そしてランダムに紹介しています。
ですから、資料的な価値は少ないかも知れません。
むしろナニが飛び出すかわからないようなオモチャ箱的空間としてお楽しみいただければと思います。
特に若い世代の皆さん……近年の、驚くほど高品質の製品に慣れ親しんでいる皆さんには、温故知新の意味も含めてこのブログで紹介しているキットをご覧いただき、時代の流れや模型メーカーの皆さんが人知れず続けてきた努力にも目を向けていただけると幸いです。
また、プラモデルを通して大勢の方々とお友達になり、各種のイベント開催や書籍執筆のお手伝いもさせていただくことがあり、そんな体験の中から面白そうなエピソードも少しずつご紹介していくつもりです。
―――― 大事なことをもうひとつ。
このブログをご覧になって「なぁんだ、買い集めてばかりで、ちっとも作っていないじゃないか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
そうお思いになるのも当然です。
何しろこのブログで採り上げるキットは、原則として「作っていない状態」でご紹介することにしているのです。
プラモデルは、作り手が手軽に自分の個性を発揮できる趣味です。
品質が管理された大量生産品でありながら、作るときのチョットしたコツやクセの違い、個人的な作り込みなどの努力、そして塗装などの仕上げの方法の違いによって、同じプラモデルを10人が作れば、まったく違った味わいのある10個の「作品」が出来上がるというのがプラモデルという趣味の面白さです。
ですから、ここで僕の手で完成させた「作品」を大々的に紹介すると、皆さんの記憶の中にあるそのプラモデルの「本来の姿」や「今まで持っていたイメージ」と違うものになってしまう可能性があります。
そこで、まだ手を付けていないマッサラな状態をメインコンテンツとしてご紹介することで、その当時の想い出に浸っていただけるようにしてあります。
しかしながら……このブログで採り上げた品々は、いつかジックリと作って楽しもうと思って買い集めたものばかりです。
僕自身、このブログにアップロードするためにキットを引っ張り出して来て写真撮影をしていると、もう作りたくてウズウズしてしまいます。
ですからある程度時間が経過すると、ここに展示されているキットの多くは完成品へと変貌することになります。
僕も長年プラモデルファンをやってきた身の上です。
「作っちゃった!自分の作品をみんなに見てほしい!」と思うこともよくあります。
そんなときには更新時に各コンテンツの最後尾にコソッと完成品……「作品」の画像を掲載することもあります。
時間が経過すればするほど、それは増えることになるでしょう。
……せっかく懐かしいプラモデルの画像を楽しんでいたのに、突然 稚拙な作品が載せられてツマラナクなったなぁ!とお思いになることがあるかも知れませんが、どうか広い心でご容赦いただければと思いマス。
「えっこんなプラモデルがあったの?」
「あっこれは小学生の頃に作ったことがあるヨ!」
「子供の頃はお小遣いが足りなくて買えなかったけど実際にはこんなキットだったのか!」
そしてときには、
「ナルホド、実際に作るとこんな形に仕上がるのか!」
……そんなことを考えながら、このブログ内での散策を楽しんでいただけたら、これ以上の喜びはありません。
僕は昭和40年、宮崎県の片田舎で生まれました。
平成以降は都内在住です。
小さな映像製作会社の社員、映像学校の運営スタッフ・非常勤講師を経て、フリーランスの映像監督として仕事をしています。
幼い頃はミニカー集めに夢中になっていましたが、小学生になった頃……恐らく、当時夢中になって観ていた特撮映画や戦争映画の影響もあったのでしょうが、ミニカーよりも大きくて精密な模型が欲しいと思うようになり、元々モノを作るのが好きだったこともあってプラモデルの世界へと入っていきました。
あの当時は、ゼンマイ、モーターライズ、そしてリモコンなど、さまざまな動力で動くもの、そして動力は内蔵していないけれど各部が本物のように可動する楽しいトイ的なもの、動きはまったく無いが、そのぶん細部まで本物そっくりに再現されたディスプレイモデルなどが模型店の棚の中でにぎやかに共存していて、お店に足を踏み入れるたびに少ないお小遣いを何度も計算して、どれを買うか迷いに迷ったものでした。
面白いと思ったものはジャンルを問わず、片っ端から作って楽しみました。
ほんの少しオニイサンになった頃、海外の製品にも出会い、端正な仕上がりを見せる国産品とはまた違った味わいに魅せられました。
そしてその多くが次々と絶版になっていくのを寂しい思いをしながら眺めていましたが、そのうち自然と、機会あるごとに古く懐かしい品々を見つけては大切に保存するようになりました。
―――― あれからカレコレ35年あまり。
社会人になった僕はもうひとつの趣味である「映像づくり」が本職となり煩雑な毎日を送りながらも、大切な趣味としてプラモデルとの付き合いをずっと続けさせてもらっています。
現代のキットは最新デジタル技術を駆使した大作映画の香りが、そして古典キットにはモノクロ・ムービーの豊潤な香りがあると思っています。
またプラモデルは「時代の空気を映す鏡」だと考えています。
その時代のプラモデルを作ることによって当時の文化が、世相が、空気がどんなものだったのか、自分の目と指先から染み入ってくるのを感じます。
最新の金型技術は「文明」。
職人の作った古典キットのメカニック表現は「文化」。
……そんなコトを考えながら、様々なキットを楽しんでいます。
各自の個性が存分に発揮できて、そして奥が深く、楽しみ方のキャパシティーが驚くほど広いプラモデルという趣味に出会えたことを、本当に幸運だと思っています。
現在、模型趣味と自主制作映像に関する情報公開のサイトを運営しています。
★模型趣味は……
『映像業界模型趣味人協同組合バナナっ子クラブ(BANANA GUYs)』
http://www.tepproject.com/banana/
★自主製作映画は……
『自主製作映像集団TEPPROJECT』
http://www.tepproject.com/
『手作り活動屋本舗』
http://tep-motionpictures.cocolog-nifty.com/
※模型趣味関連のムービー作品もご覧頂けます。――――この『Vintage Plamo Chronicle』ともども、ぜひお楽しみください。
コンテンツ内の文章及び画像の無断転用は御遠慮ください。
ただし使用したい画像があった場合は管理者までメールにてお問い合わせください。
同好の士のお付き合いということで、ご要望を承りたいと思っております。
Vintage Plamo Chronicle 管理人 :TAC@BANANAGUYs(宮本 拓)
メールアドレス tac@tepproject.com
または、ウェブサイト『映像業界模型趣味人協同組合バナナっ子クラブ(BANANA GUYs)』に“Lounge”と称して掲示板を設置しておりますので、こちらをご利用頂いてもけっこうです。
http://www.tepproject.com/banana/index.html
誠に申し訳ございませんが当ブログ掲載製品への売買や交換のお申し出などは、御遠慮させていただきます。
当ブログはリンクフリーです。
お気に召しましたらご自由にリンクをどうぞ!